暗いところに飾られているお雛様は怖かった覚えがありますが
ひな祭りの日が嫌な思い出、というわけではなく
私の記憶の中の最初のひな祭りでは
曾祖母がまだ存命で 祖父も祖母も髪が黒く、
父と母は今の私とそう変わらない年でした。
私はまだ小さかった妹を下手な抱っこであやしてやりながら
祖母と母お手製のちらし寿司や豪華なケーキを食べ
普段は酒を飲まない父も酒好きの祖父に付き合い、
母と祖母はそんな父や祖父や子供の面倒を見ながら
忙しく動きまわっていたような気がします。
昔の典型的な昭和の家庭だったかもしれません。
時間の流れとともに祖父母、父母ともに
対等な関係に見えるよう変化していきましたが
それはともかく、
ひな祭りの日自体は私や妹にとってはとても良い時間だったのでした。
雰囲気的には、この前終わったお正月がまた来た、
というような感じです(笑)。
つづく