そんな愚痴はさておき、
結婚をすると決まった時に
私は母からひな人形を譲り受けました。
よく見る和風顔の立派なものではなく、
インテリアのようにさらっと簡単に飾れるようなタイプの
小さくてかわいい、お内裏様とお雛様だけのものです。
それを見て、私の生家にあった大きなお雛様のことを思い出していました。
その大きなひな人形は曾祖父が祖母のために手に入れたもの。
七段飾りのとても大きなものだったので
飾ると和室のひと部屋がほとんど占領されるほどでした。
毎年節分が終わった頃に納戸から段ボールをいくつもひっぱり出してきて、
家族みんなで飾り付けをしました。
つづく